(はしっているでんしゃのなかではとけいがおくれる?)

ちょっと図1(ず1)を見て(みて)ね。

電車(でんしゃ)の中に乗って(のって)いるチョッチイの横(よこ)には、光時計(ひかりどけい)という時計があるんだ。この時計は、光がでて反対側(はんたいがわ)にある鏡(かがみ)に反射(はんしゃ)して戻って(もどって)くるのに1秒(びょう)かかるという時計なんだ。

電車の中にいるチョッチイが中にある光時計を見ていれば、1往復(おうふく)で1秒。
その時計が外(そと)にもあって、外にいるチョッチイから見ても、1往復で1秒だよね。
図 1
 
   
ところが、今度(こんど)は図2を見てね。

走って(はしって)いる電車(でんしゃ)の中の光時計(ひかりどけい)を外(そと)から見ると、不思議(ふしぎ)だね。光は電車が走った分(ぶん)だけ、長い(ながい)距離(きょり)を進んだ(すすんだ)ように見えるだろ。光の速度は相対性理論(そうたいせいりろん)ではいつも同じ(おなじ)だから、長い距離を進むためには、時間(じかん)がよけいにかかるということになるんだ。
だから電車の中の光時計は、外から見るとゆっくり進むように見えるんだ。


つまり、運動(うんどう)のようすによって、時間の進みかたがかわってしまうんだ。ここで、時間が絶対(ぜったい)にかわらないものではなくて、運動のようすによってかわるものだというのがわかるよね。

図 2