だれがなんといおうと、トニカク、わたくしがカックルです。
さて今回(こんかい)はみんなと「21世紀(せいき)はいつからか?」ということについて学んで(まなんで)いきたいぞ。カックン。
「21世紀はいつからか?」なんて、なんで当たり前(あたりまえ)のようなことを聞く(きく)んだろう?
まぁ、そう言わず(いわず)に聞いてくれるとうれしいぞ。カックン。
そう21世紀のはじまりは「2001年の1月1日から」なんだぞ。
もう少し(すこし)細かく(こまかく)言うと「2001年の1月1日の午前0時をすぎた瞬間(しゅんかん)」なんだぞ。
それじゃあ「20世紀の終わり(おわり)はいつまでなんだろう?」
秒(びょう)の単位(たんい)でいえば、2000年12月31日の午後11時59分59秒が、20世紀最後(さいご)の秒となるんだけど、みんなも知っているとおり、1秒だって、最後の時間ではないんだぞ。
ここで、2000年11月に学んだ「短い(みじかい)時間の単位」を思い出してほしいぞ。
つまり、ミリ秒(1000分(ぶん)の1秒)マイクロ秒(100万(まん)分の1秒)ナノ秒(10億(おく)分の1秒)ピコ秒(1兆(ちょう)分の1秒)と、20世紀最後の時間というのは、ここまで細かくできるんだぞ。
でも、20世紀最後の1ピコ秒でも、まだ最後の時間ではないんだぞ。カックン。
理論的(りろんてき)には、1ピコ秒さえも無限(むげん)に細かくできるからね。
そうなるといつまでたっても20世紀は終わらないじゃないか!
と、おこりだす人もいると思うが、ご心配(しんぱい)なく。
そうはいっても、2001年の1月1日の午前0時はきちんとやってくるんだぞ。
今、わたくしが言っているのは、あくまでも数学上(すうがくじょう)のお話(はなし)なんだ。
これを難しい(むずかしい)言葉(ことば)でいうと、終点(しゅうてん/おわり)が特定(とくてい)できない「閉開区間(へいかいくかん)」と言うんだぞ。
終わりがはっきりしないのに、いつのまにか21世紀がはじまっているなんて、考えて(かんがえて)みると、おもしろいだろ?カクカクカックン。
さて、今回は何(なに)やら、不思議(ふしぎ)な数字の世界(せかい)にまぎれこんでしまったような気もしないではないが、1000年に1回ぐらいは、こんなお話もいいんじゃないかなと思うぞ。
それでは、次回(じかい)みんなに会う(あう)時は、21世紀だ。あー、カックン。
トニカク今回はここまで、次回(じかい)もよろしくだぞ。カックン。
参考資料:
時と時計の百科事典・時と時計の最新常識100/織田一朗
時計/小田幸子
2000年12月号
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